2009年07月03日

新聞に載ってた

今日の朝日新聞の朝刊に、先日の「たかじょう劇場」のことが取り上げられていました。
新聞に載ってた
県知事選とからめて県の財政についての話の流れでSPACと比較されてます。
一方で何億というお金を使って、一方では自費でやって、同じ演劇をやってるのに、なんでなんだ?
という論調なのかな?
記事内容はこちら↓
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000907020003
限られた紙面ですので、何となくこれだけ読んで誤解する人もいるかも知れんなあ。

「県の補助制度は条件が厳しく対象外だった。」
っていうとこ、「補助制度」というのは「助成金制度」のことです。
よくいろんな人に「助成金制度使ったら?」といわれるくらい、実はそんなに無茶苦茶厳しいわけではありません。
「赤字が出たら、その半分を助成しましょう」という制度で、静岡で演劇やってる人たちの中でも結構使ってる方々いると思います。
ただ、我々のように「自分の稽古場持って、そこで公演して」という形の活動をしているものにとっては「対象外」と言わざるを得ないのです。それは
「舞台を作る過程で使った稽古場の利用料」は支出の対象外になるからです。公演会場も会館などを使っていれば、その使用料は認められますが、稽古場での公演に関しては「会場費」としては対象外。
つまり、我々のような「自分たちで稽古場を持つ、という覚悟を持って文化活動をしている者」にとって支出の大部分を占める「稽古場代」を対象外にされると、公演自体は確実に黒字です。
そうすると
「黒字を出してる公演に払う金はない!」というわけです。
いろんなところの「後援」をいただくときには、提出する収支報告書に「稽古場代」を入れてもそれは当然かかる費用として扱ってもらえるんですけどね・・・

赤字が出ないように頑張っている事業を援助する制度もないのに
「文化芸術活動を援助しています」
と言えてしまう行政ってどうなんだろうね?
県にいうと、
「そういうお金はちゃんとspacに使ってますから」
と胸を張られる。

行政の考える「文化芸術活動」というものは
私の考える「文化芸術活動」とは違うのかもしれない。


同じカテゴリー(日記)の記事画像
ラヂオ出た
一年前
ツアー終了
裏口
ロダン彫刻と
看板
同じカテゴリー(日記)の記事
 報告 (2015-01-21 11:30)
 今年最後の日記です。 (2013-12-31 19:44)
 サイエンスショー (2013-11-29 20:41)
 「あゆみ」終了 (2013-11-06 23:29)
 一ヶ月以上 (2013-07-20 23:39)
 久々だよ (2013-05-23 00:46)

Posted by 伽藍座長 at 00:25│Comments(0)日記
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
新聞に載ってた
    コメント(0)