2011年01月05日

やわらかい心

昨年の記事にコメントいただいたのですが、簡潔にうまく返答できないのでこちらに。

役者にほしい「やわらかい心」ですが、
同じく「柔軟な頭」と「柔軟な身体」もあったらいいと思ってます。

舞台は生ものです。
稽古をたくさん積んでいても、本番では何が起きるかわかりません。
特にお客さんが入ると、お客さんの反応も予想通りには行かないし、毎回変わります。
それらに対応できるように、臨機応変な頭と柔軟な身体が必要になってきます。
で、「やわらかい心」は?

頭や身体と同じようなものなのですが、
もう少し広く、説明しにくい雰囲気も含めてってことになるのかな?
自分で使っといて、曖昧ですね。
というか、曖昧な感覚なので、曖昧な表現になってしまったんです。

もう少し具体的に何とか・・・

「受け入れる力」でしょうか。
相手役の発する空気を受け入れて反応できる力。
観客が発する空気を受け入れて存在する力。

世間で「上手い役者」と認知されている人でも
この「受け入れる力」の弱い人は多いと感じます。
相手役を支配しようとして、自分でまとめていこうとする。
観客をまずは自分に向けさせる。
こういったことも確かに必要ですし、
俗に「花のある役者」といわれる人はこういう力を持っていたりします。

生で観たことないので間違ってるかもしれませんが、
海老蔵さんは「花のある役者」だったけど「受け入れる力」が弱かったんだと思います。
実生活でもってことです。

うまく返答できてない気もしますが
このように言葉にしにくいものなんです。
ということを、受け入れていただくことにして・・・


自分もできるだけ「受け入れる力」を養いたいものだと思います。
舞台でも、舞台裏でも、実生活でも。  


Posted by 伽藍座長 at 13:00Comments(1)日記