2008年12月30日

みそか

今年も終わります。
先週末から忘年会が続き、さすがに昨日は休肝日にしました。

今年を振り返る意味で、今年の初めの日記などを見て、「今年の目標」は何だったか?と探してみる。
・・・ない・・・

目標を立ててなかったんだね。

そんな一年がもうすぐ終わります。
では、ありがちですが
自分の今年を振り返って、漢字一字で表すと

「続」
かな?

今年も稽古場を維持し続けた。三月に「稽古場十周年だ」と言いましたが、十周年記念なイベントも三月に一回やっただけでした。というか、気付けば今年は十一年目を過ごしていたわけです。ので、何となく区切りをサッと通り過ぎた感じです。もう少し自分の気持ちを「十周年」に向け盛り上げておくべきだったかな、と思いますが、こんな風に特別どうということもなく日常のように稽古場を維持していくことも良いのかな、と。で、これは来年も続くんですね。
他の演劇活動も、継続してます。劇団や、一人芝居は当然のように続けましたし。「水曜いきまSHOW」も劇団渡辺と協力しながら毎週よく続けました。磐田の高校演劇との付き合いも年をまたいで続いてます。
演劇以外では、何でしょう?
ストフェスで会長やりました。が、これも実行委員の中で「ダントツの最年長」ということでお鉢が回ってきた感はありましたが、イベントを続けていくためには(今だから言えますが、危機的状況だったかも)誰かがやらねば、という使命感で走ってみました。
でも、そういう使命感が自分には必要なのかもしれません。
他は・・・
続かないや。
じゃあ、来年に続くってことで。

みなさま、良いお年を。  


Posted by 伽藍座長 at 16:05Comments(0)日記

2008年12月23日

演劇の利用法

一昨日の日曜日。
大学生対象の「プレゼンテーションゼミ」というのに講師で行ってきました。
プレゼンをする大学生に「リラックスする方法」「声を出すこと」などを身体を使っていろいろやってみる、という内容です。

肩が凝る、という人が意外と多かったので、まず「肩ほぐし」から。
そして、息をちゃんと勢いよく出すために「ろうそく消し」。
「後ろ向きに立っている人に声を掛ける」というものをやったのですが、どうもうまくいかない。そこで、今度はみんなで輪になって「息を相手に渡して行く」というものをやってみた。その後「後ろ向きに~」をやってみると、うまくいく。
「息を相手に投げかける」という意識ができてくるだけで、「相手に声が届く」んですね。ちょっとしたことですけど。というのをみんなで体験したわけです。これは自分が思っていた以上にうまく体験できました。

こんな感じで、「役者になる気はない」「演劇に関係ない」という人たち相手のワークショップというものも、いろいろと発見があって面白いです。今後もいろんな人とやってみたいです。
そして、ここで手に入れたデータを元に、明日からまた磐田の高校へ行ってきます。こっちは演劇関係ですね。  


Posted by 伽藍座長 at 18:40Comments(0)日記

2008年12月18日

クリスマスイブ

クリスマスイブも水曜日なので、いつものように「水曜いきまSHOW」やりますよ。

日時:12月24日(水)20時~
会場:Freakyshow
チケット:投げ銭
劇団渡辺と伽藍座長でやります。伽藍座長は二人組みでやります。

昨日の「水曜いきまSHOW」は観客3名に向けて一人芝居上演しました。
新アレンジの「山梨空港」。
昔書いたコントを落語風にやってみた「つう」。
最近の政局を描いた「嵐の中の自民丸」。
お客が少なくても、「新作二本上演」と、手を抜きません。

来週はイブにちなむかどうかわかりませんが、相方を作りましたので、新展開でお届けして本年の「水曜いきまSHOW」を締めたいと思います。  


Posted by 伽藍座長 at 23:28Comments(3)告知

2008年12月13日

一人芝居

明日、やります。

日時:12月14日(日)18時~
会場:cafe&bar aura(葵区両替町2-3-6大原ビル2階)
チケット:投げ銭

チラシには「山梨空港」「日吉町原発」「大人の会話」を予定、として書きました。
一応これに、もう2作品足して5作品1時間15分の予定でいます。
「大人の会話」は「aura篇」としましたので、明日しか見られないバージョンです。

体力が残っていたら、もう少しやるかもしれません・・・。
何人は入れるかわかりませんが、お時間あったら来て下さい。  


Posted by 伽藍座長 at 22:06Comments(0)日記

2008年12月10日

昔の自分

来春にやる芝居(再演)関連の文書を探して、パソコンの過去のフォルダを行ったり来たり。

目的のものは半分見つかったくらいですが
目的でなかったものを見つけていくつも読んでました。

昔の自分が何考えてたか?

昔の台本を読んでみる。
何とも流れるようなセリフのやりとり。
最近ではギクシャクした会話が好きで、流れるような会話はあんまり書いてない、と思ってたんだが。
そうじゃなくって、書けなくなってきてるんだろうな、と。
昔は流れるように書いてたので、短時間で次々台本を書いてた気がする。

昔の短文を読んでみる。
面白いのよ。創作のエッセーみたいなのも。
感性が今より数段鋭かったんだろうな、と。

昔の日記を読んでみる。
悩んでら。やっぱり。
でも、「こんなこと考えてたんだな」と振り返る。
今は悩んでも、結構ありがちなところに落ち着いたりする。
真剣に悩んでないんだろうな、と。

もし昔の自分に「才能」のようなものがあったとしたら
それは既に半分以上失われてしまっているのだと思う。
悲しいかな。
もし今の自分に、才能に代わる何かがあるとしたら
それは何だろうか?

まあ、「続けることも才能だ」という話もあるのですが
その才能も、昔に比べて落ちてきてるしな。



「諦めのよさ」かもしれない。
「諦める」ってマイナスイメージだから余り褒められものではないよね。
でも今、
「才能を亡くした」ということを受け入れることからいろんな事を始めなければならない
という現実に立ち向かうには、そのような武器を携えないと戦っていけない気がしてきているのだ。


しかしはたしてこれでよかろうか?  


Posted by 伽藍座長 at 23:05Comments(1)日記

2008年12月10日

忙しい?

何がそんなに忙しい
というわけではない

ただ何やら用事は重なってくるもので

重なるということは
その中のどれかを
選ぶということで

その時
自分の
価値観
を知る


そんなわけで
観逃し
聴き逃し
だらけの
ここ数ヶ月

自分が大層
不義理な人物になってやしないか
と心配をしつつ

しかし
今更
言い訳をしてどうなるものでもなく

開き直って今年を乗り切ってしまおう。  


Posted by 伽藍座長 at 00:33Comments(0)日記

2008年12月10日

ジョン

今日は、(すでに昨日になってる)ジョンレノンの命日でした。(日本時間で12月9日)

28年前のちょうど今頃。深夜。
試験勉強に疲れて、ラジオをつけたとき
「Because」が流れてきた。
今日はBeatlesの特集なんか?
と思ったら
ジョンが射殺された
とラジオは言った。
試験勉強どころじゃなくなった。

人はいとも簡単にいなくなってしまうものか
と思った。



でも、今でも
ションの歌を歌っている。  


Posted by 伽藍座長 at 00:25Comments(0)日記

2008年12月08日

近況

少し滞ってましたので、軽く近況を。

先週の金曜に浜松へ行ってきました。
「たけし文化センター」という施設に。
ここは知的障害のある「たけし」を全面的に肯定することを出発点に作り上げた文化施設、ということです。
この日は特にイベントごともなく、かなりゆる~く時間が流れる中、パーカッションや何やらが演奏(?)されてました。
私も「たけし」とコミュニケーションをとりました。お互いの骨を使うとコミュニケーションが取れたような気がしました。
障害者とアートを結びつけるという試みもしてるんですが、コミュニケーションとりながら、彼らの中にあるアーティストを感じられた気もしました。
気がしたことばかりですが。
http://takebun.exblog.jp/


土曜日はストリートフェスティバルのスタッフ打ち上げを劇団の稽古場でやりました。30人近く来まして、勝手に飲み食い、料理して盛り上がりました。来年は十年目ということで、どんなことを仕掛けましょうかね?

ところで、劇団ではすでに来年6月の公演に向けて動き出しました。
前に書いた台本を若干手直ししながらすでに読み合わせに入っております。今回は取り掛かり早いですね。
ダブルキャストなども考えております。SPACの春の芸術祭にぶつけてやろうか、と思ってます。  


Posted by 伽藍座長 at 19:43Comments(0)日記

2008年12月03日

今日の封筒

何となくシリーズ化してしまってるので。

前回は急なことだったので、「白紙に印刷して急いで糊で貼りました」という仕上がりでしたが、さすがにこれで何ヶ月も使いまわすのは格好が悪いと思ったのか、シールになりました。
結局余計にお金かけちゃったんだね。
でも、シール作るほうが印刷しなおすより安く済むという判断だったとすると、この封筒、かなりの数印刷したんでしょうね。
うっすらと飛行機の影まで印刷されて、と思ったんですが、よく見ると

うっすら「2009.03」という数字も見えます。
以前の画像をみると、飛行機はシールの下に印刷されていることがわかる。

とりあえず、この忌々しい封筒はこのシールを貼ってなくなるまで使うんでしょうね。
この封筒がなくなり、新しい封筒を作るとき、果たして「開港予定月」は書かれているのだろうか?

先日の公演「視界良好?」内のセリフ。キャンプ場経営の邦夫と空港職員今井の会話。

邦夫「開港日はっきり印刷してなかったでしょ。」
今井「まあ、世の中何が起きるかわかりませんからね。」

もちろんこれ書いたのは、延期発表のうんと前です。ま、よくある話って事で・・・  


Posted by 伽藍座長 at 22:34Comments(0)日記

2008年12月01日

アフタートーク

先日のSPACアフタートーク。
体力的にヘロヘロになりながら、宮城さんとお話しました。
いろんな話をしましたが、あとから「あ、あそこまで話広がったな」なんて今思い返してるところです。
その中の一つ。


東静岡駅の前にある「静岡芸術劇場」で演劇が上演されてます。
で、ここは県が予算をとって、劇場と劇団を抱えているのです。
では、そこで上演される演劇はどんなものが良いのか?
そこで、宮城さんは今回
歴史上、世界中で最も上演されているといわれる戯曲「ハムレット」を上演することにしたそうです。
オーソドックス中のオーソドックスを。
対して我々は、街中の小さな劇場で公演を打つわけです。劇場としては真逆のような環境で。
だから意識するわけです。真逆の環境でやれることを。
それは、同じようにオーソドックスな戯曲の上演でもいいわけです。同じ戯曲でも環境が違うとどうなるか?なんてことは興味をそそりますしね。
あるいは、まったく違った形、例えばオリジナルの戯曲を上演する。まあ、それはいつもやってることですね。
でも、もっと自由にできるんじゃないか?そんな模索はいつもやってますね。
一人芝居や即興や音楽ライヴや朗読やダンスや・・・
でも、もっと。
あちらは大きいだけに、いろいろな縛りもあるでしょうが、こちらは個人経営なので、私が「うん」って言えばできちゃうわけです。これは実は強みなんだろうな、と思いました。

時にこの対比において。
「あっちは税金使ってるからいいけど、こっちは自腹切ってやってんだ。たまんねぇぜ。」
って話になりがちですが、そればかりでもないよな、と。

ああいう大きな劇場がオーソドックスに、でん!と構えているからこそ、自分たちの特徴というものをウリに出来るんじゃないだろうか。

昔近所にサールナートホールがあったころは
「静岡市下北沢化計画」
なんて話で盛り上がりました。静岡の街中が演劇の街「下北沢」みたいになれるかも、という期待を込めて。
サールナートホールが「本多劇場」。うちが「スズナリ」。で、当時芝居を上演させてもらってた呑み屋を規模的に「駅前劇場」と見立てて。他にもメディアホールなんて300人以上収容のホールもありましたね。
あれから10年近く。
残ってるのはうちだけか・・・
(正確にはサールナートホールは一般貸し出しをやめただけで、ホールではお寺さんの催しは時々やってます。またメディアホールも残ってはいますが、ビルごといろんな人に売り渡されて、今ではメガネトップのメガネ倉庫になっています。なんてかわいそうなホール・・・)

そう、演劇には様々な形態、表現方法がある。
だからいろんなスペースごとにいろんな試みが出来る。
そう考えると、いろんな劇場がほしいのです。
そう考えると、自分のこのボロな劇場を、あの大きな劇場と同等に議論してもいい気になりました。
そんなつもりで、このスペースを使っていけるんじゃないだろうか、あるいは繋がれる様な形があるのかも、と。

金銭的にも人材的にも恵まれた劇場の芸術監督と話をしながら
「嫉妬」ではなく「勇気」をもらった気がしました。

あ、俺も大人になったな。

さて、何が出来るのか?
この冬の宿題です。  


Posted by 伽藍座長 at 23:33Comments(2)日記