2008年08月16日
磐田の記録-1
先週の磐田の記録を書いておこう。
まず、初日の金曜日。
磐田東・南・西高校の演劇部が22名集まりました。この時期三年生は引退して受験勉強などにいそしんでいます。
二年生は3月に一緒に舞台を創ったのでみんな知り合いです。一年生は初めて顔あわせるので、早くコミュニケーションとらないと。こういうとき私は「先生」という立場をとらなようにします。初めての人にも安心してもらうため、自分が開く(体も心も)状態で接するようにしています(こういうとき「最近役者もやっててよかったな」と思います)。でも、今回は二年生が顔見知りだったので他の現場より早く馴染めた気がする。
さて、今回は三日目の昼にはお客さんを入れて上演する、と決めてたのでサクサクメニューをこなすべきかもしれませんが、いやいや、みんなで一つのものを創るってことをやるには、先を急ぐより全体の空気を作らないと。それが出来れば後は意外とスムーズ。
まず午前中は、体動かしたり、息を出したり。いろんな考えあると思いますが最近富みに「息を出す」ことの重要性を感じます。なので、定番な「発声練習」みたいなことをやるより、「息を出す」メニューをやたらやりました。一年生は総じて息が弱かった。二年生も強くはないけど、さすがにやってるだけはある、という感じです。(最後にとったアンケートで「何が一番参考になったか?」という問いに「いろんな発声方法」というのが多かったです。声を出すメニューはあまりやらなかったのに、こういう返事が来るということはみんな「息を出す」ことが「声を出す」ことに繋がるんだよ、ってことをわかってくれたってことかな?と)
さあ、「講義」みたいなこともしながら進めていきますよ。ということで、まずは「脚本分析」。
これは、脚本読むときにどこをポイントにするか、ということですが、書き出すと長くなるので簡単に言うと「プロット」と「人物配置」といったところをポイントにやりました。
と、これを踏まえてみんなで脚本を作ってみましょう。
22人を学校が偏らないように3班に分けて、それぞれ「7~8分の芝居を作るように」と。
こちらからは「海」というお題だけ出して、さあ、創ってくれ。
ちょっと乱暴にも聞こえますが、それぞれ話し合いながら創っていけるもんですね。午前中の最後にそれぞれ、どんな話になりそうか?発表しあう。「恋愛コメディー」「怪談話」「自殺志願者の話」と三つ別々の色合いで出てきたので、これで行ってみよう、ということで、お昼休み。
午後は脚本作りの続き。創ったプロットに乗っかって即興などしながらセリフを創っていく。
合間に時々みんなで体動かしたり(「スローモーションで動く」「背中合わせで立ってみる」など)しながら。
ここらで、それぞれの班の人間関係が出来上がっていきます。
誰が話を進めていくか?アイデアは誰を中心に出ているか?面倒見のいい上級生は誰?などなど
それらを見ながら、時に口を出し、時にほったらかし、しながら様子を伺います。
最後に出来上がった脚本を提出。
それぞれに問題点を挙げながら、今日はこれで終了。・・・生徒たちは、ね。
さて、この後は私の仕事です。
提出された脚本をホテルに持って帰って、ワープロに打ち直し。それぞれの本の問題点を修正。で、三つの話の並べ方、リンクできるのか?などの検討をしながら。・・・詰まるとオリンピックの開会式を見ながら、また・・・
最終的に「恋愛コメディー」を最初に持ってきてお客さんが入りやすくする。「怪談話」と「自殺志願者の話」を少しリンクさせる。そして、「恋愛コメディー」のグループにはこのリンクの表現方法として「波」になってもらうという構想にまとまり、朝の4時頃脚本完成しました。我ながらうまくまとまったので、テンション高くなったし、読み返したりもしてたので寝たのは5時過ぎでしたが。
まあ、2~3時間寝れれば大丈夫でしょう。
ということで、私には長い一日目が(日をまたぎましたが)終わりました。
つづく。
まず、初日の金曜日。
磐田東・南・西高校の演劇部が22名集まりました。この時期三年生は引退して受験勉強などにいそしんでいます。
二年生は3月に一緒に舞台を創ったのでみんな知り合いです。一年生は初めて顔あわせるので、早くコミュニケーションとらないと。こういうとき私は「先生」という立場をとらなようにします。初めての人にも安心してもらうため、自分が開く(体も心も)状態で接するようにしています(こういうとき「最近役者もやっててよかったな」と思います)。でも、今回は二年生が顔見知りだったので他の現場より早く馴染めた気がする。
さて、今回は三日目の昼にはお客さんを入れて上演する、と決めてたのでサクサクメニューをこなすべきかもしれませんが、いやいや、みんなで一つのものを創るってことをやるには、先を急ぐより全体の空気を作らないと。それが出来れば後は意外とスムーズ。
まず午前中は、体動かしたり、息を出したり。いろんな考えあると思いますが最近富みに「息を出す」ことの重要性を感じます。なので、定番な「発声練習」みたいなことをやるより、「息を出す」メニューをやたらやりました。一年生は総じて息が弱かった。二年生も強くはないけど、さすがにやってるだけはある、という感じです。(最後にとったアンケートで「何が一番参考になったか?」という問いに「いろんな発声方法」というのが多かったです。声を出すメニューはあまりやらなかったのに、こういう返事が来るということはみんな「息を出す」ことが「声を出す」ことに繋がるんだよ、ってことをわかってくれたってことかな?と)
さあ、「講義」みたいなこともしながら進めていきますよ。ということで、まずは「脚本分析」。
これは、脚本読むときにどこをポイントにするか、ということですが、書き出すと長くなるので簡単に言うと「プロット」と「人物配置」といったところをポイントにやりました。
と、これを踏まえてみんなで脚本を作ってみましょう。
22人を学校が偏らないように3班に分けて、それぞれ「7~8分の芝居を作るように」と。
こちらからは「海」というお題だけ出して、さあ、創ってくれ。
ちょっと乱暴にも聞こえますが、それぞれ話し合いながら創っていけるもんですね。午前中の最後にそれぞれ、どんな話になりそうか?発表しあう。「恋愛コメディー」「怪談話」「自殺志願者の話」と三つ別々の色合いで出てきたので、これで行ってみよう、ということで、お昼休み。
午後は脚本作りの続き。創ったプロットに乗っかって即興などしながらセリフを創っていく。
合間に時々みんなで体動かしたり(「スローモーションで動く」「背中合わせで立ってみる」など)しながら。
ここらで、それぞれの班の人間関係が出来上がっていきます。
誰が話を進めていくか?アイデアは誰を中心に出ているか?面倒見のいい上級生は誰?などなど
それらを見ながら、時に口を出し、時にほったらかし、しながら様子を伺います。
最後に出来上がった脚本を提出。
それぞれに問題点を挙げながら、今日はこれで終了。・・・生徒たちは、ね。
さて、この後は私の仕事です。
提出された脚本をホテルに持って帰って、ワープロに打ち直し。それぞれの本の問題点を修正。で、三つの話の並べ方、リンクできるのか?などの検討をしながら。・・・詰まるとオリンピックの開会式を見ながら、また・・・
最終的に「恋愛コメディー」を最初に持ってきてお客さんが入りやすくする。「怪談話」と「自殺志願者の話」を少しリンクさせる。そして、「恋愛コメディー」のグループにはこのリンクの表現方法として「波」になってもらうという構想にまとまり、朝の4時頃脚本完成しました。我ながらうまくまとまったので、テンション高くなったし、読み返したりもしてたので寝たのは5時過ぎでしたが。
まあ、2~3時間寝れれば大丈夫でしょう。
ということで、私には長い一日目が(日をまたぎましたが)終わりました。
つづく。
Posted by 伽藍座長 at 19:01│Comments(0)
│演劇