2009年04月01日

4月です

今日の稽古場入り口です。

せっかくなので、夜桜見物も出来るようになってます。
桜の後ろに見えるポスター「物語の海をこえて」は先週磐田でやってきた高校演劇のものです。
この舞台、磐田南・西・東の三校の演劇部での合同公演で、実は三校合同公演が最後、というものでした。
なぜかというと、このうちの一校が部員が二名しかいないため、新年度からクラスが減ることもあって新年度から「廃部」が言い渡されていたのです。ですから、「この舞台が高校生最後の舞台」と臨んでいた子もいました。
ところが、公演当日「演劇部存続」の報が。
ニュースを持ってきた顧問の先生が驚いてた。大逆転。
「最後の舞台」と思ってた子は、逆に戸惑ってました。

私は素直に「よかった」と思いました。
年度始めに「廃部」の話を聞いたときは、
自分がこれだけ力を入れてるのに、演劇が衰退していってしまうのか?と無力感にも襲われました。
でも、まだ続く。

「無くなる」と思うと「ああ、これやっとけば良かった」なんて思うことはよくある事で。
それが「無くならない」とわかったら、「よかった」って安心して終わり。じゃいけないわ。
せっかく「ああ、これやっとけば良かった」って思ったんだから、そういう気持ちを大事にして
それやっとこうよ。

公演の反省会で、参加したみんなが演劇のいろんな魅力に触れられたことがわかって、
自分の役割はこんなところにあるのだろう、と漠然と思うのでした。
  


Posted by 伽藍座長 at 23:25Comments(0)日記