裏座長

周りに「すごいな」と思うことがあったりする。

例えばこの連休静岡で盛り上がっていた「大道芸WC」。
自分のやってるストリートフェスティバルの１００倍くらい金使ってるんだろうな。

例えば大須賀の街全体を巻き込んだ「ちっちゃな文化展」。
例えばいろんなワークショップ盛りだくさんな、県立美術館で始まった「風景ルルル展」。
例えばSPACで行われる様々な公演や企画。
例えばクリエイティブサポート・レッツの「浜松的アートセンター構想」。

なんか自分がやってることがちっぽけに思えることがある。
で、焦る。
焦っても、自分に出来ることの限界を何となく感じる。
で、諦める。
いや、諦めるんではない、と思いなおす。
自分に出来ることを、まずやるのだ。
と、自分を鼓舞する。

そんなことの繰り返し。

だが、焦るってどういうことだ？
と、自分に問う。
それは、自分がその「焦る対象」と同等だ、と思ってるってことかい？
ちょっと待てよ。それはうぬぼれすぎじゃないかい？

うん、そうだよ。それはうぬぼれすぎだよ。

だから、焦ることは無いんだ。
自分は自分に出来ることを精一杯やることしか出来ないんだぞ。

でもね、時々思うでしょ。
自分と同年代のランディー・ジョンソンや工藤公康が現役ユニフォームを脱ぐまでは俺も舞台というマウンドに立ち続けるぞ。

いや、お前ピッチャーじゃないし。
ってその前に比べる対象違うんじゃないか？
レベルも違うし。

でもね、それで前向きになれるんだったら、比べる対象は高い方がいい。
野村監督がユニフォーム脱ぐ年齢までは現役でやるぞ。

だから、野球から離れようよ。


そう、逆転の発想をしてみるのもいいだろう。

「大道芸WC」もでかくなりすぎちゃったよな。もっとこじんまりストフェスくらいの手ごろ感がほしいよね。
くらいに。

自分の器はそのくらい。
でも、そのくらいの手ごろ感がいいって。