2009年02月17日

書く、ということ

芝居をやっていて
自分で本を書くことが多い
いろんなタイプの本を書く
そのうちのあるタイプについて

今、三月に高校生たちと上演する舞台の台本を書いている。
(まだ書きあがってないのか)
高校生がセリフをしゃべる、と思いながら書いているといつもに比べて
「前向きなセリフ」
が多くなってることに気付く。
普段はあまり書かない
「夢や希望」
を語っていることが多い。

大人になると、「夢や希望」は段々と現実問題と照らし合わせながら縮小していったり、形を変えたり、なくなったりする。
「大人になっても夢や希望を持ち続ける」
ということは大事なことかもしれないが、実はそういう人(全てとはいいません)のお陰で結構迷惑をこうむることも多い。
よくTVドラマで(特に一昔前のフジTV系なんかでよくあった)
「失敗ばかりするけれど、まっすぐな性格で、周りを巻き込みながらも、困難を乗り切る、あるいはいい方向に向かっていく」
という主人公。
もちろん、ドラマだからオーバーなシチュエーションであったりします。解決の方向もかなり都合よく進みます。
でも、実際こういう人がまわりにいたら困る、という人が主人公だったりします。
あるいは頼みもしないのに「悲劇のヒロイン」になりたがる人もいます。

だから大人は夢物語はやめてくれ。

そう言いたいんじゃないんだよな。ここまで書いといてなんだけど。
大人は現実問題がわかった上で「夢や希望」を持って欲しいのだよ。
そういう大人を見てないと
子供は本当の意味で「夢と希望」を持てなくなると思うのだよ。

だから今書いてるセリフも
ただ甘い言葉としての「夢や希望」にしたくなくて
ちゃんと苦味も含んだ「夢と希望」にしたい。

と思ってると、何度も書き直してしまう。
あ、結局完成が遅れてる言い訳をしているのかもしれない。

未来のある方々、
言い訳ばかりする大人にはならないようにね。


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Posted by 伽藍座長 at 04:27│Comments(0)日記
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