2009年05月11日

舞台が楽しくなってくるのは

昨日、6月の公演の通し稽古をした。
そろそろ一ヶ月前なので。
まあまあ、いけそう。
で、こっからあと一ヶ月あるのだから、まだまだいろいろとできるわけだ。
目に見えて飛躍するわけじゃないが、なんというか、熟していく感じの一ヶ月。

プロの芝居は置いといて
時々、「やっとせりふ覚えたら本番」っていう現場に遭遇する時がある。
そういう現場は切羽詰ってるわけだから、それでも本番終わったときに妙な達成感があったりする。
「よくあの状況で、本番乗り切れたよねえ、お疲れ様」みたいな。
それが好きでやってる人もいるだろう。私もそんな現場を乗り切ったときは、それなりに達成感はある。が、お客として関わる場合は勘弁してほしいや。

熟してないまま、青いまま店頭に並べられたトマトをうっかり食べちゃったら、どうしましょう。
「これ青トマトだから」と言われたらしょうがないんだろうか。
青トマトばかり食べてる人はその固さや、ちょっとした苦さが好きなんだろうか。
私はトマトは赤くなって甘くなってから食べたいです。
いや、青トマトばかり食べてる人は赤いトマトの甘さを知らないのかもしれない。
だから現場では青トマトによく遭遇するのかもしれない。


さて、自分の舞台がやっと形になって、つまりトマトの形になって。
でもまだ青いから、これからうまく熟すように手をかけていかねばならないのだ。
これが結構楽しい。
ということを、どこかの現場の人に伝えたい。


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Posted by 伽藍座長 at 17:06│Comments(2)日記
この記事へのコメント
 お言葉胸に刺さります。

 …反省。
Posted by なべ at 2009年05月11日 21:23
狙い撃ちしたわけではありませんが・・・

こういうものはどの段階で完成、というものがないので
どの段階でも「本番」として提示できてしまうものですから。

せりふが入ってから先、どれだけできるか?で楽しくなってくると思ってますが、毎回毎回楽しいところまで行けるか?というと私自身も「どうでしょう?」となってしまいます。
とりあえず、今回は楽しめるところに入ってきましたので、また観に来てください。
Posted by 伽藍座長伽藍座長 at 2009年05月14日 23:06
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    コメント(2)