2009年05月29日

けんかばいばい

鷹匠演劇祭のチラシの冒頭にこう書いた。
「演劇は「敷居が高い」「大きな劇場へ行かないと観られない」と思っているあなた。実は演劇は「身近なところ」でも、「小さな空間」でも観られます。」
読む人が読むと
「喧嘩売ってる?」
ってな言い方です。

「鷹匠演劇祭」のメインである劇団の本公演、初日は6月13日。
SPACの「春の芸術祭」の演目初演が6月13日。
「初日ぶつけてきた?」
と言われたり。
いや、うちは何年も前から6月の第二土曜が初日ですから。今回は向こうが初日ぶつけてきたんだよ。って。

喧嘩の売り買いはいったいどっちからだったのか?
まあ、多分私が喧嘩売ったんでしょうな。それも
「お買い得だよ」
っていう喧嘩の売り方で。
で、うまいこと買って出たので、こんなことになってる。
(「買った」っていってもお金がこっちに流れるなんてうまい話はないのだが)

いや、ほんとはね
今までは喧嘩さえさせてはくれなかったんだよね。

昔、我々は単に
「演劇好きでやってる連中なんだから、観に来るのは当然だろう」
みたいな空気があったりして。

それがいつの頃からか(時期はわかってるんだけど・・・)
変わっていったような。

以前のもやもやは
「演劇人」として扱ってもらえないことに対しての反発だった気がする。それは極端に言えば「俺の作っているものが芸術で、お前の作っているものは芸術ではない。演劇でもない。」と言われてるような。いやこれは言いすぎなのかなぁ・・・
だからだろうか、今でも「芸術」という言葉に素直になれない。

今は
お互い「演劇人」として話をしている。
そういう意味では、地元の劇団の一つという認識で付き合っている。
しごく当然の成り行きか。

でも、
同じ演劇だとは言っても
表現方法や
物理的な条件や
いろんなものが違うから

「対比」

としての喧嘩を続けることになるんだろう。


あとは、この戦いが孤独なものにならないようにしたいのだ。


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Posted by 伽藍座長 at 18:15│Comments(0)日記
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