2010年03月16日

県民劇団

稽古場を閉鎖する、という情報のあとを追うように「県民劇団」の情報が流れていきました。
ということで、少し説明を。

静岡県舞台芸術センター「SPAC」の企画の一つに私が上げた企画が通りまして
9月10日(金)、11日(土)に日本平の野外劇場で公演をうつことになりました。
「県民劇団」という名前なので出演者やスタッフは県民から公募の形をとります。
昨年まで二年間劇団渡辺がやっていた企画です。

私も、稽古場を閉鎖することを決めて、その後どうしようか?と考えていたので時期的にもよさそうだ、と問い合わせに行きました。SPACの方は驚いてました。実は昨年も誘われたのですが、「稽古場の維持が忙しく、そんな大きな責任は負えない」とお断りしてましたので。

試しに企画書書いてみるか、と書き始めたのですが。書き始めると、「これは今自分がやらなきゃいけない企画だ」という使命感が出てきました。というのは
現在、静岡の演劇界はとっても寂しい状態です。劇団自体の数も減りましたし。
みんなで何か企画を、と考えても劇団数が少なければ、集まる力もかつてより少なく感じます。
じゃあSPACは?と思うと、あちらも試行錯誤しながら、演劇の普及を考えています。昨年春に芸術監督の宮城さんのインタビューを聞いたとき「俺と同じこと言ってら」と思いましたので、彼も同じような危機感を感じているのだと思います。
そんな状況から昨年も一緒に企画をやったりもしてきたのですが。
さて、私が使命を感じるようになったのは
自分が静岡で演劇をしている人とSPACとどちらとも話が出来る位置にいる、と思ったからです。気分は福山雅治です。


SPACの企画でやるとしても、自分に出来る演劇手法はいつも通りじゃないと駄目だろうな。
だったらオリジナルの作品で、スズキメソッドの臭いがしない舞台を創ることになるな。
いや、むしろそうすることで、今までSPACに興味の無かった人も来るんじゃないか?
これはSPACにとっても願ったりであり、自分たちとしても新しい舞台製作の可能性を探れるし。
一石二鳥。
と思いながら企画書書いてみました。提出前にM氏に見てもらったら「ここまで書いちゃいますか」というくらいな事も書きましたが、「でも、ここまでわかってて書いてる企画書の意味がわからず、『悪口書いきた』と言って落とすようじゃSPACも終わりですね」と。
今のSPACにそんな狭い了見の人はいなかった(少なかった?)ようです。

さて、この企画、興味のある方、参加してみたいという方はSPACが募集かけてますのでそちらに問い合わせてみるか、私にメールください。garan-s@fa2.so-net.ne.jp
とりあえず、4月11日(日)と18日(日)を空けといてくれると助かります。


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Posted by 伽藍座長 at 12:26│Comments(0)日記
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