2010年12月20日

台本の直し

自分の書いた台本を再演する際
台本を直すことがある。

現在、2月の演劇カタログで再演予定の「箱舟」の稽古をしています。
この台本を現場で直しています。
主に会話のやりとりでスムーズに行かないところを直します。
直すというか「カット」してます。
「カット」するということは余分な会話やセリフが多いってことですね。
余分な会話と思うところは
会話の中の合いの手的な部分です。
合いの手は、どちらかというと重くなりがちな空気を少し軽くする、空気を少し抜くなどの効果として使っています。だから時々ちょっとだけ横道にそれたりします。

初演の時は横道にそれながら会話がすすむ、という流れでした。
ところが今回、そこが気になり始めたのは、
その合いの手を入れる担当の役に、いろいろと人物背景を背負わせていったところ、
「合いの手入れてる場合じゃないな」
ってことになったのです。
心理状態はそんな余裕ないのに、横道にそれる。そこが今回の「合いの手」の違和感。
今回は、「登場人物にいろんな事を背負わせる」という課題で再演に臨んだため、それが部分的に会話の流れを滞らせ違和感を生じ、その違和感をなくすために、手直ししています。

誤解無いように言っておくと
違和感が出ること自体をいけないといっているわけではありません。
今回も別の部分では、わざと違和感を出す方向で創ってます。


もう一本、9月にやった「こだまがきこえる杜」再演のために、こちらも手直しを始めました。
こちらは3月予定。ってもうすぐじゃん。
どういう方向に手直しするか?は年内最後の課題です。


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Posted by 伽藍座長 at 23:59│Comments(0)日記
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