2012年02月01日

高校教師

もう20年以上前になるか。
当時、学校の先生になろうと、仕事を辞め一年間受験勉強に専念していた。
わずかな生活費を稼ぐため、疲れない簡単なバイトをしながらなるべく勉強の時間を作って。
もちろんその一年間は芝居を一切やらなかった。ほとんど観にも行かなかった。
そこまでして結果は、「不合格」。

さて、来年も頑張るか、どうしようか、とりあえず一ヶ月勉強はお休みした。
一ヵ月後、テキストを開くとかなりの分量をすでに忘れていた。
感覚としては、大学受験の時の3分の1程度の記憶力しか20代後半の自分にはなかったのだ。
その前の一年が、かなり自分では充実して勉強してきたと思っていただけに、この記憶力の後退はショックで、翌年の受験を断念することにしたのだった。

断念してから約半年後の3月末。
県の教育委員会から「非常勤講師として4月から山奥の学校に赴任しないか?」と電話があった。
非常勤のキャリアは受験にプラスにならないことになっている。非常勤なので、いつまで仕事させてもらえるかわからない。しかも非常勤なので給料も安い。そして通勤が難しいので、引っ越さねばならない。引越し費用は出ない。すでに半年前に教員の夢を断念していた。
そんな様々な理由からお断りした。っていうか、4月からってあと10日で3月終わりまっせ。
「それでも」ととてもお困りのようだったので余計に
「そんなに困るほど教員が足りないんだったら半年前に採用しといてくださいよ」
という気持ちだったのを覚えている。それを口に出して相手に言ったかどうかの記憶は定かではないが。

あの時、あの話を受けていたら、今頃どうなってたんだろうな?
と、さっきふと思ったのだ。
今は縁あって高校生に「先生」と呼ばれる立場に居させてもらっている。
として、あの時の夢はかなっているのか?




ごめんね。
先生はまだ、3月の公演の台本を書き上げてないんです。今日S先生とS先生とK先生に20ページまでの台本渡しておきました。最終的に60ページくらいになります。本番まで二ヶ月をきったのに、まだ三分の一ですね。すみません。
台本書きはいつも苦しいです。産みの苦しみって奴です。でも、実際に子ども産むのに比べたら、大した苦しみではないのでしょうね。
稽古を積んで芝居を育てていくことも、何十年もかけて子どもを育てていく事に比べたら、あっという間なのでしょうね。
高校生の、部活の、ほんの一瞬に関われることを感謝しつつ

さっさと、先生、21ページ以降に取り掛かります。


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Posted by 伽藍座長 at 23:45│Comments(0)日記
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