2012年04月12日

モデル指導

何の因果か、専門学校で学生にモデルの指導をしている。メイクのコンテストに向けての練習ってことで。
「お前がモデルの指導を?」と思われるんですが。要は、身体の使い方や、テーマに沿った見せ方とか、人に見られることの慣れ方とか、演劇に関する視点からの指導なんですね。ま、その視点からしかできないんですけど。
元々みんな素人なのだから、教えて直して行くと毎回変わって行くわけですよ。モデルっぽくなってくる。そしてメイク技術者(こっちも学生)が、「こう見せたい」という話に「こうしたら?」と意見交換しながら段々と構成が出来てくる。構成と言ってもほんとに短い時間なのだ。だからこそ見せたいものを凝縮したい。なかなかいい現場になってます。

身体の使い方、などを指導しているので自然とこちらの背筋も伸びて姿勢もよくなってくる。そしてモデルはみんな女の子なので、身体の動かし方の例を見せる時も女性の身体の動かし方になる。「この時は膝を寄せる」「こう脚を持ってくると、大人っぽいでしょ」など。そして気付いたのだが、段々言葉が柔らかくなってくる。「こうすると大人っぽい」「大人っぽいよ」「大人っぽいよね」「大人っぽいわよね」「大人っぽいわよ」・・・
こういう現場の男の人が「オネエ言葉」になっていくのが実感できた。


いかん。来週から一人芝居の旅が再開される。いつでもおっさんに戻れるようになっておかなければ。


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Posted by 伽藍座長 at 22:56│Comments(0)日記
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