2012年01月18日

本番が5本

先日、ちょっと関わっている映画の撮影で3月までの土日の予定を聞かれた。
返事を返したメールの文章は
「2・3月で舞台の本番が5本も入ってるので」とはじまった。
気が付けば、そんなスケジュールになっている。
自分でも、それぞれファイルに書類を分けて管理してるんですが、時々「この道具リストはどの舞台のものだっけ?」となってます。

忙しそうな話を書いてますが、4月以降の予定が未定です。
とはいえ、こうして舞台に関わっていられるってことは、まだいろんな意味で大丈夫なんでしょうね。



最近、食が細くなってる気がします。
パスタは1食150gだったのが、最近では100gで作ったり。
はなまるうどんは「かけ中」ではなく「かけ小」にしてたり。
こんなことを書くと
「それ以上やせちゃうよ」
と心配されそうですが、体重は変わりません。
燃費がよくなったってことですかね?
  


Posted by 伽藍座長 at 23:54Comments(0)日記

2012年01月11日

時間の使い方

今年は平清盛かぁ。

昨年の地デジ化をキッカケにテレビのない生活を送っております。
テレビがあった時は、とりあえずテレビをつけて何となく見て時間を潰してしまいました。ニュースの時間だけはそのつもりで見てましたが、他は・・・

今は、とりあえずパソコンを開きます。で、ネットでニュースをチェックして・・・
一緒じゃないか、と思うでしょうが幸い(?)パソコンが古いため繋がるのに時間がかかり、スマートにネットサーフィン(って、最近聞かないけど、もう言わないのかな)できず、適当なところでやめちまいます。

ということで、テレビを見なくなってから、家で本を読むことが多くなりました。書き物をする時間も多くなりました。いいことのはずです。
なのに、読みきってない本が積み重なり、書くべき何がしかが、なかなか書ききれません。
これは自分の読み書き能力の低下なんでしょうか?

最近は毎日A4の裏紙に
「明日やること」
をメモしています。
「今日やらないのかよ」
という突っ込みはしないでね。
そして、次の日
そのメモを見て、やったことを一つ一つ消していきます。
そうしたら、やるべきことが思った以上に効率よくこなせている気がします。
それなのに、こなしきれないことがまだまだある。
これは自分の事務処理能力の低下なんでしょうか?


何にせよ
いつまでも昔のようにはいきません。
今出来ることを
今していくしかないのです。
そう開き直ることが出来るようになったことが
一つの収穫かもしれません。
  


Posted by 伽藍座長 at 00:59Comments(0)日記

2012年01月05日

早速ですが

今年は時間をうまく使わなければ
と思っていたのにすでにいっぱいいっぱいなんですけど・・・

明日は、というか今日は静岡と浜松と焼津と用事をこなさねばならんのですが
そのための準備が追いつかない。
まだ寝られないのか?

今のところ決まっている公演などをhttp://takajo.eshizuoka.jpにその都度書き足して行こうと思います。
今までは一人芝居の予定だけでしたが、一人芝居もいつまで出来るかわかりませんし。
それ以外の活動も記録しておこうという気持ちなのです。(何だか身辺整理みたいですな)
書いたのは
作・演出で関わる舞台。スタッフで関わる舞台。企画するイベント。出演する映像。ワークショップ。一人芝居。そんなところでしょうか?


忙しそうなことを言いながら、久しぶりにこうして書き込んでいるのは何故かというと

現実逃避です。

さて、現実に戻ります。

・・・  


Posted by 伽藍座長 at 01:41Comments(0)日記

2012年01月01日

2012年スタート

今年は昨年蒔いた種を育てる年にしようと思います。
収穫で来たら収穫するけど。

昨夜はFreakyshowで最後の夜。
長く生きていると、いろんな別れを経験します。
昨夜はお世話になった一つの場所にお別れしてきました。

今年もいくつものお別れを経験することになるでしょう。
だからその代わりに
いくつも新しい出会いを経験していかねばならない。

自分に言い聞かせる
元旦

今年もよろしく。  


Posted by 伽藍座長 at 20:21Comments(3)日記

2011年12月31日

あと1日

浜松での公演終了しました。
来ていただいた方々ありがとうございます。
即興なので、始まるまで不安はあるのですが、始まってしまえばひたすら
「来た球を打つ」
イチローのように。

ヤサカでカレー食べるの忘れた・・・


さて、もう今年もあと一日です。
振り返りは自分でしました。
来年の予定もいくつか組みました。

普通ならこれから数日、正月休みなんでしょうが
私には
台本や書類や印刷物原稿や
いろいろ作成で休みではなくなりそうです。
そんな中、今年の年越しはFreakyshowにしようと思います。
あのライヴバーも、これで閉店ですから。
あのステージに一体何十回立ったろうか?
何十回ライヴ聴きに観にいったろうか?
酔いつぶれて寝てしまい何十回起こされたろうか?いや、何回起こされたろうか?
いろいろお世話になりました。


昨晩は別のライブハウスUHUへ久しぶりに行ってきました。年末のあいさつ回りも兼ねて(?)。
いい音楽を聴くと、心が和んだり、高揚したり、恋をしたくなったりしますよね。
こういう場は一つでも多く、これからも続いて欲しいです。

あぁ、あいさつ回りといえば、行ってない所が山ほどある・・・
  


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2011年12月24日

一週間

さて、ちょいと忙しさにかまけるとあっという間に一週間経ってしまうよ。

先週土曜日は浜松で初の単独公演。
単独ってわざわざ言ってるのは、某劇団の公演で前座的に一人芝居やったり、天竜で即興芝居したり、UNIT LIVEを持ってきたり、といったことはやってたので敢えてそう言ってきました。
で、会場は天竜川駅から徒歩一分。来た人も「ほんとに駅前だ」とびっくり。何しろ会場の窓から駅を出た人が見える(知り合いだったら顔まで分かる)と言う場所。会場としても初の演劇公演ということで興味深く迎えてくれました。
お昼はワークショップ。演劇や朗読などやってる人が多かったので「声」をテーマに。当日飛び込みで「全く何もしてないんですが」という人も参加。皆さんいい刺激になったようで。
夜は一人芝居。桟敷10名、椅子席20名でセットしましたが椅子を追加しながら。ちょうどいい感じの一体感が出来、ギャラリーっぽい会議室(?)は、あっという間に小劇場に。いつものペースに引き込めました。自分で言うのも何ですが「慣れ」って大切ですね。

さて、今週は3月の子供向け公演の稽古、3月の高校生の公演の稽古、市民文化会館のワークショップ、中学生の塾講師、とどこで何を話したか混乱するくらい、いろんな「先生業」をしておりました。この週末はちょっと一休み。今までの仕事の整理と年明けからの仕事の整理をします。
来週、何故か浜松で公演が組まれました。
浜松に私の無茶振りマネージャーがいるみたいです。  


Posted by 伽藍座長 at 00:18Comments(0)日記

2011年12月12日

週末

昨日は昼静岡で、夜浜松で芝居を観た。
せっかく浜松まで来たので、ついでに舞台バラシもしてきた。
「うわっ、こんなに仕込んでるのかよ」という舞台を二時間弱で完全撤収。久しぶりに時間に追われながらのバラシであった。
こんなことが心地よいとは、職業病みたいなものなのだろうか?

来年早々に、スタッフ講座をしよう。
一緒に芝居している人たちに、仕込みとバラシの楽しさを教えてあげよう。
そうすれば、芝居の楽しみが増えるし
仕込みやバラシが楽になる。
一石二鳥だ。
早速予定を組もう・・・  


Posted by 伽藍座長 at 23:48Comments(2)日記

2011年12月09日

今年も終わる

いつの間にか12月に入り、もうすぐ今年も終わる。
今年のうちにやらなきゃいけないことは、まだまだあるのだが、何となく来年に想いを馳せる。

今週末土曜は某映画の撮影で浜松へ。日曜はカラクリマシーンズの舞台を観に浜松へ。
来週は一人芝居とワークショップをしに浜松へ。
再来週は3月の高校演劇のために磐田へ。
最終週、浜松で計画されている芝居に出演のオファーが。
そしてどこかで2月の静岡での公演の稽古をしに静岡文芸大(浜松)へ。

いっそのこと浜松辺りに引っ越すか、ってな予定表だなぁ。
静岡でも、もっと芝居やりたいんですけどね・・・  


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2011年12月02日

伝えたいことがあるから

「言いたい事があるから演劇をするんじゃない。伝えたいことがあるから演劇をするんだ。」

火曜日のワークショップで伝言ゲームのようなメニューをやっていた時に自分の口から出た言葉である。
あとで繰り返すと、なかなか的を得ていると思った。

ここでいう「言いたい事」と「伝えたい事」の違いは何だったのか?というと
「言いたい事」というのは「自分の話」であり
「伝えたい事」というのは「他人の話」を聞いて「伝えたい」と思ったときの事である。

言いたい事があるのなら
わざわざ演劇にするなんて遠まわしなことをしないでストレートに言えばいいのだ。
よく言うことだが「講演会でもした方がよっぽど言いたい事が分かりやすいし、伝わる」と思う。

自分の事ではない話を伝えたいと思った時、人はそれを「自分はこう感じた」というようにデフォルメして話したりする。それがいわゆる「演出」になるんだと思う。そこから「演劇」も生じたのだと思う。

もちろん「自分の話」も演劇にしていいと思っている。実際、そうしてる人も多いし。
でも、その時は「自分の話」を客観的に見られないと「演劇」にならないと思っている。
「客観的に見る」って一番分かりやすいのは「過去の話になっている」ってことだろう。
現在形になっていて、熱い気持ちのまま「演劇」にするんだったら、その「熱い気持ち」のまま「講演会」をしてしまった方がいい、と私は思っている。
「演劇」を作っている間に時間がたってしまい、「熱い気持ち」に変化が出来てしまう。あるいは周りの状況が変化してしまう。そうすると、出来上がった「演劇」は何かがずれたものになってしまっている場合が多い。
一方、「熱い気持ち」に変化は無く、そのまま「演劇」を作ってしまうのも、現実にはあるわけで。そういう舞台は大抵、お客は置いてきぼりを食ってしまう。

「演劇」を作るには、熱い気持ちは必要なんだが、ちょっとだけ立ち止まることが必要だ。
立ち止まって、客観的に見ることだ。
そうすると、その中に「普遍的な何か」を見つけることがある。
それを見つけられたら「演劇」を作ることが出来る。
そう思っている。

「伝えたい事」とは、その「普遍的な何か」である。
「言いたい事」は、仲間内で鍋でも囲みながらするに限る。  


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2011年11月28日

週末の観劇

この週末、芝居を7本も観た。
うち6本は高校演劇だが。

静岡県の高校演劇県大会があったのだ。富士市で。
で、静岡での予定の合い間を縫って全12校のうち半分観たんだな。
この中から2校、小笠高校と三島南高校が関東大会へ行く事になったようだ。(と、最後まで観てない私にメールで報告してくれた先生ありがとう)

何年もの付き合いになる磐田東高校も県大会出ていたが、関東には行けなかった。
多分、12校中最も観客席の笑いを取ったと思われる。客席にいて、休憩時間の周りの客の話などを聞いても、みんなの期待のほどが伺えた。が、芸術的教育的観点から見られると、上位の大会に行くに相応しいとは思われないだろう。きっと審査した人の中でも「面白かった。私はこれが一番好きだけどね・・・」と思いながら審査した人もいたと思うよ。

しかし、あれだけ伸び伸びと演技できたんだから、すごいよな。
関東大会には行けなかったけど、とてもいいものをみせてもらった。
明日からまた頑張れる。
おやすみなさい。  


Posted by 伽藍座長 at 01:54Comments(0)日記

2011年11月24日

ストフェス

先週末のストフェスは、土曜日中止になりました。
雨でもやると言っていたのですが、
嵐でした。

中止決定した後、出展出演他の方々に連絡しまくり。皆で手分けして200件くらいしたんじゃなかろうか。
その後も会場では、来てしまった人の対応を昼くらいまで。
昼からは強くなる風雨のために設営した会場のいろんなものが「飛ぶ」「倒れる」。
そのため交替で見張り。
突風が吹くたびテントの外へ出る。宙を舞うベニヤ板たち。雨の中走って行って回収。道路にまで飛んだものは素早く回収。説営業者も加わって、回収。倒れたものを回収。ずぶぬれ。
風が収まる19時頃ようやく解散。
帰ったら頭痛が・・・すぐ寝る。
9時間も寝た。頭痛解消。曇り空。
日曜は開催しました。

12回目にして、初の中止。
今回ほど「会長」と呼ばれることが心苦しかったこともないな。
土曜日しか出演予定の無かった人たちの無念の声を聞きながら。
それでも結果的に大雨洪水警報まで出てしまったのだから、中止でよかった。
でも、無念は無念。
いろんな人のいろんな気持ち、想いを感じられた。

貴重な体験だったのかもしれない。
この借りを返せるものならいつか返したい。

そんなこんなで今日も生きてます。  


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2011年11月10日

ライヴ

本日(あ、日付変わっちゃった)、伊太利亭でやってきました。
ミュージシャン丸山君とジョイントライヴですね。
リクエストにお答えして「引き語りドンキホーテ」でした。
これ一本だけというプログラムは今まであったかな?いつも2~3本やったラストでやるので、体力的にきついのですが、今日は体力的には余裕を持って出来ました。こういうのもいいかも。

丸山君は、ラストの曲(途中でも歌ってますが)がいいな、と言ってくれます。
私は、途中のセリフ「あるがままの自分に折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わない」というセリフをいつも自分に向かって言っています。

ある程度の年齢になって以降、自分は「あるがままの自分」を受け入れる、ということで生きていました。もう若くない、無理は出来ない、あるがままの自分で生きて行くしかない。
しかし、この芝居を作って自分で演じながら、「自分のあるべき姿」というものを考えるようになりました。
「あるがままの自分」を受け入れるのはそれでいいと思う。受け入れたその上で「あるべき姿」とは何なのか?を考え、戦わなければいけないのではないか?
そんな風に思うようになったのである。

今日のライヴは体力に余裕があったからか、演じながらの気持ちにも余裕があったな。
そして落ち着いた気持ちで終えることが出来ました。
来てくれたお客さん、ありがとう。
呼んでくれた丸山君、ありがとう。
ご飯おいしかったよ、ありがとう、圷さん。  


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2011年11月08日

一週間

11月になって、ブログの更新を怠って、一週間が経ってしまいました。
早いものです。
祝日交じりのこの一週間を何して過ごしてたんだろう?
相変わらずお金にならないことをしていたなぁ、の一週間でした。

時々自分が、姿のはっきりしない「何か」と戦っている錯覚に陥る。
何だそれは?
それも戦っているのはしばしば一人でだったりする。
何やってんだ?
そんな時に、傍らに誰かがいることに気づいて、やけにホッとする。
誰だ?
その誰かが、同じように戦っていると
結局自分もまた、戦うのだ。

誰かを叩いて潰そうとか
誰かを出し抜こうとか
思っているわけではないけれど
気持ちは戦っているので
優しさが足りないことはある
と自分でも思う。
若干喧嘩腰。
敵は目の前のその誰かではないというのに。

早く現場に出よう。

今週の現場は
・日時:11月9日(水) 19:30~
 会場:「リアルフードレストラン 伊太利亭」(静岡市葵区紺屋町34 スクランブル交差点地下街)
 チケット:1000円(飲食別)
 ミュージシャン・丸山研二郎と伊太利亭の企画「リアルフードプロジェクト・音楽を感じようvol.06」に参加させてもらいます。丸山君のリクエストにより「引き語りドンキホーテ」を上演する予定。本物のミュージシャンの前で歌うのはちょいと気が引けますが、リクエストされたのでやります。お互いの演目あわせてで21時くらいまで。お時間ありましたらいらしてください。
http://kenjiromaruyama.blogspot.com/p/live-information.html

  


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2011年10月27日

「顔合わせ」を振り返る

そんなこんなで、4月に参加希望者を集めての説明会が行われたわけです。
昨年は30人くらいでスタート。今年は、昨年参加者と新しく来た人とが説明会に参加。
結果、昨年からの参加者20名くらいに、新しい人10数名でスタート。
新しい人っていますね。まだまだ私の知らないところから「演劇をやりたい」って人が出てくるんだなぁ、と実感します。
そういう人がやってくる場というのは必要なんだ、と。
で、ここがそうなんだ、と。
ホントは他にもあるんだろうけど、とりあえず自分が担当するのはこの場だ、と。

ま、そんなわけで、その後何人か追加で合流しながら約一ヶ月、「集まった人たちはどういう人たちなのか?」をお互いに探るためのワークショップを進めていきました。

「今年は違うぞ」と思ったのは、
昨年全くいなかった私と同年代(40代50代)が充実したこと。見た目に年齢層が厚くなった。
こういう「いろんな人がいる」状態というのは芝居を作るに面白い状態なんだと思っている。
宮城聡氏がこんなこと言ってた
「世の中は、多種多様な人がいる。だから演劇も多種多様な人が出てくるべきだが、実際は難しい」
そうです。
こんなに多種多様な寄せ集めのような人たちを、一緒の舞台に上げなきゃいけない。
それは、思っている以上に難しく、面倒な話なのでした。

つづく  


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2011年10月26日

「事の始まり」を振り返る

さて、「まつろうもの」の振り返りです。
まずは、企画段階の話から。

今年の2月に企画書をSPACに提出し、それが採用されると、10月に公演ができる、という流れでした。
ですから2月の時点で何をやるか?を決めてなくてはいけません。
しかし、「公募によって集まった人により劇団を結成しろ」と言われているわけです。ですから、「誰が出るのか分からない」「自分の知らない人を舞台に上げなければいけない」わけです。そんな状態で作品を決めることは、私には出来ませんでした。一番良いのは「集まった人と一緒にオリジナルの作品を作ること」だろう、と判断しました。
提出用の書式は、いかにも「有名古典の、誰のなんと言う作品を君はどういうふうに演出するのだい?」という書式でした。なので、「出演者が決まっていないのに、作品など決められません」と企画書に堂々と書いてやりました。実は昨年も同じ。
喧嘩売ってるみたいですが、どう考えても私にはそういう方法でしか無理だと思ったからです。

でも、そこは私も大人ですから。しかも二年目ですから。
オリジナルをやるにしても「どういう方向の作品にする」とか、仮でもいいので「タイトル」を作るとか、そのくらいはしておこう、と。
で、考えました。
昨年も思ったのですが、野外の舞台ですから、何か神様みたいなものを感じる空間だと思っているわけです。そこから昨年は「日本人が『神様』を意識しはじめて『まつり』を始めた時ってどんなだったんだろう?」と思い、オリジナルで原初的なお祭りを作ってみたりしました。
そこで、今年も「おまつり」を題材にしようと思ったわけです。
「まつり」という言葉の語源を探り始めました。
元は「神様を待つ」から「まつり」という。あ、どっかで聞いたな「神様を待つ」「神様を待ちながら」「ゴドーを待ちながら」、面白くなってきた。
「待つ」「祀る」「奉る」「祀ろう」「奉ろう」「まつ」「まつる」「たてまつる」「まつろう」「まつり」
そんなわけで、仮のタイトルを「まつろうもの」としてぼかしつつ、「神様と人間の話としてのまつり」を題材にしよう。と思ったのでした。

そして提出。
採用。
打ち合わせ。
震災・・・・

ここで思うわけです。
自分たちは芝居なんかやってる場合なのか?と
もしやるにしても、考え直さなきゃいけないんじゃないだろか?と
「芝居で日本を元気にする」?芝居はちょっと違う気がする
「この悲しみを表現する」?被災者でもないのに、どこまで表現できるだ?
「何事も無かったように舞台をする」?いや、それはできんだろう

そこから想像力に頼ります。
次は静岡だ。近い将来、自分たちは被災者になるだろう。その時自分たちはあのような瓦礫の中でどうやって立ち直っていけるんだろうか?と。

自分が思ったのは
被災して死んでしまったら、もうそれはどうしようもない。死を受け入れるしかないのだろうな。(って死んでるから受け入れるも何も考えられないだろうけど)
もし生き残って、愛する人さえ失ってしまったら・・・。その人のことを大事に思って生き続けなきゃいけない、と自分に言い聞かせるんじゃないだろうか。
その時、自分の周りに誰かが同じように生き残っているはずだ。その人たちがいる、と思うだけで少しでも気持ちが救われるんじゃないだろか。

最後に
「あなたがいてよかった」(現在形でも、過去形でも可)
という言葉が言えたら
それが今回の作品のテーマになるだろう。
と、誰がやるかも決まっていない段階で決めたことでした。

つづく  


Posted by 伽藍座長 at 02:53Comments(0)日記

2011年10月25日

振り返り

「まつろうもの」終わってから一週間ちょっと。
余韻を感じる暇もなく、また日常を過ごしています。
昨年の公演とは、また違った感覚ですな。
この感覚を文字にするのは難しく、試しに文字にしてみたらかなり誤解を招きそうな表現になったので、やめます。

そうではなく
今回の公演をちょっと振り返ってみようと思います。
明日から。



で、今日は
昨日のワークショップをちょっと振り返ってみます。

4月から月一で続けているワークショップ。
春には「初めて参加」の人が多かったが(当たり前だ)、最近はリピーターの方が多くなり(当たり前か)、
昨日は初参加が2名(それでも新人来ます)。
リピーターが多かったので、いつもより実践的なメニューを多くやりました。
いわゆる「即興」と呼ばれるものを。
何の打ち合わせもなくその場で「動く」「ポーズ取る」「世間話する」「関係性を見つける」「役を演じる」などなど。
思いつきで考えたメニューも試してみる。思った以上にうまくいく。自分の力、というより参加者の適応力だな。

昨日は珍しく日曜の昼(最近は平日の夜が多かった)だったので、参加者から「終わってから話をしませんか?」と提案もあり、市民文化会館のロビーでお茶会(自販機で買ったお茶ですけどね)。
学校の先生や、しゃべりの仕事してる人、武術を習ってる人とかもいて。そういう人たちは、他分野である「演劇ワークショップ」に触れていろいろと発見しているようです。それは多分自分が今まで、他分野で発見してきたことを演劇ワークショップに還元しているのと同じだと思うのです。
彼らは、だからか、確かにワークショップやっててもアンテナはってる、というか視界・視点が広い印象を受けました。やはりこの日の参加者は、私の思い付きにも適応してくるわけだな。

「演劇」が「舞台を作る」ためだけのものではない、ということを再確認させてもらいました。  


Posted by 伽藍座長 at 01:15Comments(0)日記

2011年10月22日

明日はワークショップ

明日は恒例、月一のワークショップです。
まだ定員に余裕がありますので、よろしかったらいらしてください。
また難しくなく、ちょっと変わったことやろうと思います。

*「伽藍座長の演劇ワークショップ」
・日時:10月23日(日)13:30~16:30
     会場:静岡市民文化会館4階B展示室
 参加費:無料
 参加申込み: 054-251-3751 (市民文化会館) 当日でも受け付けてくれます。  
  


Posted by 伽藍座長 at 17:56Comments(0)日記

2011年10月16日

公演終了

ご来場いただいた方々、ありがとうございました。
二日とも、「上演中は雨降りませんから」の前説どおり、ほとんど降らず、客出しでは雨が降るという奇跡も一緒に体験していただけたことと思います。
とにかく、いろいろと課題の多かった公演でしたが、それを乗り越えたことによって天も味方したということにしましょう。

やはり雨でも客席が埋まっているとうれしいですね。
ほんとうにありがとうございました。  


Posted by 伽藍座長 at 10:12Comments(0)日記

2011年09月22日

台風一過

家の裏口のトタン張りの戸の鍵が壊れ、吹っ飛びそうになったので針金で固定。
トタン屋根離陸寸前に台風は過ぎ去っていきました。
私は停電の被害にあってませんが、市内各所で停電や倒木があったようです。

さて、これでしばらく天気はよいらしい。来週頭の公演情報です。

「伽藍座長一人芝居の旅」
日時:9月26日(月)19:00~
会場:cafe&bar che(静岡市葵区七間町14-6)
チケット:投げ銭+1オーダー
http://takajo.eshizuoka.jp
お店は路地に面した屋台風ですので、雨が降ったら店内に吹き込むかもって心配もありましたが、天気は大丈夫そうですね。
路地からも観劇できます。なので投げ銭方式です。
天気よさそうなので、ギター持って行こうと思います。ってことは歌う予定。何を?・・・
5月にここで公演してから、見逃した人たちの間で噂になってたらしく。また、お店の周年記念でも観た人が「おもしろかった」と話してくれたので、再び盛り上がったらしく、今回の上演オファーとなりました。
お時間ある方はのぞきに来て。よろしく。  


Posted by 伽藍座長 at 01:17Comments(0)日記

2011年09月21日

台風

直撃中。
古い二階屋は時々震度3弱のゆれ。
外で、何かが飛ぶ音が!
近所のトタン屋根(金属)がはがれて一部飛んでる。
うちのトタン屋根(プラスティック)もかなり浮いてきてる。まもなく離陸しそうだ。
雨は横殴り。

こんな台風何十年ぶりだ?  


Posted by 伽藍座長 at 15:32Comments(0)日記